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 狸巡り (06.11.2〜5)
【狸巡り編】
       ルート
         三日目
         徳島〜小松島〜鳴門IC〜(高松道)〜さぬき三木IC〜屋島〜高松中央IC〜坂出Jct〜(瀬戸中央道)
         〜倉敷Jct〜(山陽道)〜岡山IC〜岡山城〜岡山IC〜(山陽道)〜神戸Jct〜(中国道)〜吹田Jct〜
         (名神道)〜小牧jct〜(東名道)〜岡崎IC〜岡崎
         
5時頃、かすかな人の声で目が覚める。
お経だとわかってドキッとしたが、ここは四国。どうやら隣はお遍路さんで、出かける前の
読経のようだった。旅の安全をおいらも祈りながら、まだ暗かったのでもう少し眠る。
7時頃起きて仕度してすぐ出発。昨日回る予定だった小松島を目指す。
走行中、FMで「昨日のたぬき祭りでは・・・」とニュースで聞く。
えっ、そんなのがあったの? しまったぁ!! 下調べ不足だぁ。と悔やんだが
これこそたぬき祭りならぬ『後の祭り』である。

最初の目的地、金長大明神は市民運動場のすぐそばにあって、そこの駐車場に停めた。
スポ少の野球の練習か試合があるようで、保護者と間違われそうだったが、軽く会釈を交わして
神社のほうに歩いていく。
社務所で飼っている吠えられながら、拝観すると、中には金長さんが鎮座していました。

金長さんは「平成たぬき合戦 ぽんぽこ」に出ている六代目金長さんによく似ていたのが
おかしかった。もしかしたら、これをモデルに描いたのかな。
ここにも奮発して、お参りをする。(笑)

次は「金長たぬき郵便局」を見る予定だったが、道を曲がりそこねたので南小松島駅に
先に行くことにした。ここのモニュメントを見て、観光案内図で「世界一大きなたぬきの銅像」の
場所を調べるつもりだった。
でも、残念ながら観光地図には、義経ゆかりの地や公園の場所は載っていたが、たぬき関連の
観光案内は載っていなかった。残念である。

さすがに朝早くとあって金長だぬき郵便局はひっそりとしてました。
写真を撮っていたら、通行していたおじさんが不思議そうな顔をして、こっちを見ていました。
こんなところを観光しているマニアックな人はあまりいないんでしょうねぇ。
ちなみにここはスヌさんのHPで知りました。スヌさんは全国の郵便局巡りをしている人です。
興味のある人はMOMO&スヌのお部屋にGO!
小松島を後にして徳島を走りぬけ、鳴門IC手前のスタンドで燃料補給。
車のナンバーを見て遠くから来たんですねと話しかけられ、これからの行程を話すと
1〜2円安くなりますからと「まいどカード」をくれた。130円/Lで給油する。

鳴門ICで高松道に入ると対面通行になっていた。
ナビにはない道路なので津田の松原SAで地図を貰って確認する。
さぬき三木IC
で降りるか高松東ICで降りるか迷いながら出発する。

四国は八十八ヶ所・巡礼の地でした。ICの案内板の下に札所のお寺の案内がしっかりついて
いたので、迷うことなくさぬき三木ICで降りる。
←屋島寺はこの上にあるのだ。

目の前にある鳥居が気になったので行ってみたら屋島神社でした。

有料道路を登って頂上の屋島寺に着く。
ここは八十四番目の札所だそうで、お遍路さんもたくさんお参りしてました。
門の屋根瓦に徳川の「三つ葉葵」の紋がつていて、ボランティア案内の人が昔から位の高い
お寺さんだと説明してくれました。

おいらの目的、太三郎狸さんは本堂の脇に奉られてました。
ボランティアの案内の話では、住職に源平合戦の様子を化けてみせるそうだが、
今の住職は見ていないそうだ。おいらも見てみたいので、お願いのお参りをする。
(今回、かなりの額のお布施をした。)
それからぐるりと屋島を巡る。
屋島は瀬戸内海を見渡す事ができるのだ。でも、霞んでいてよく見えなかった。
屋島
晴れていればような風景が
見られたはずなのだが、残念!

←瓦投げもできる。
投げると気持ちよさそうだが止めた。

     源平合戦で有名な壇ノ浦→
屋島太三郎狸は合戦の様子を
このあたりから見ていたらしい。

最後に屋島水族館を見ようとしてたら、改装のために休館でした。これもまた残念。
なんだか見に行くところが改装中だなぁ。下調べ不足ですな。

あとは香川ですることは、うどんを食べることだけ。うどん屋さんを探しながら車を走らせる。
でも、なかなか見つからず、高松中央ICまで来てしまい、SAにはあるだろうと考えて
高松自動車道に入る。

地図ではSAがなくてPAになっている。PAはトイレしかないところもある。
ちょっと不安でしたが府中湖PAに寄るとありました。ちゃんとうどんが・・・
あなご天うどん・500円を注文すると、熱いのがいいか冷たいのがいいか
聞かれて、熱いのにした。どうせならと気持ちのいい外にでて食べる。
なかなか腰があって美味である。もう一玉いけそうだったがやめた。
お土産を買ってなかったのに気がついてついでに購入。

坂出Jctから瀬戸中央道にはいる。
これで狸の国・四国とお別れです。いつかぐるりと一周してみたいなぁ。
あちこちのたぬきさんにご挨拶しながら・・・

瀬戸大橋の途中にある与島PAに寄って写真を撮る。
空には雲ひとつないのに、霞んでいるのは残念だ。

岡山では、時間の余裕が会ったら倉敷観光、余裕があまりなかったら、岡山城・後楽園見学を
しようと考えていたのだが、この時点でかなり余裕がなくなっていた。
倉敷観光はあきらめ、岡山城に向かう。

岡山ICで降りて岡山城を目指していると、右側に桃太郎スタジアムが見えた。
そう、岡山は桃太郎伝説の地なんですね。
さらに桃太郎アリーナも発見!
まだまだ「桃太郎」と付くものがありそうだった。
他にないかゆっくり見るつもりが、かなり交通量も多く、右左折の標識に
気をつけていないと、迷ってしまいそうになる。

なんとか岡山城に到着。
駐車場に停めれるか心配だったがちょうど入れ違いに出て行く車があって
すんなりと停めれた。いままであちこちでお参りしたのが効いたのか
ラッキーである。

岡山城は黒い城でした。下張りが黒なので烏城(うじょう)。
金の鯱がついているので、金烏城(きんうじょう)とも呼ばれるそうだ。
こうしてみると異彩だが渋い感じの城だ。
岡山城
上段:天守閣からの風景

中段:撮影スポット
着物を着てお姫様気分にもなれる。
そして、かごに載って大名の気分にも
なれる。

下段:他には昔の町の様子や
シャチホコなどの展示がありました。
(ちなみに猫は人形です)

城内には月見櫓と呼ばれる櫓(やぐら)が当時のまま残っていて、運良く
中に入って見ることができた。(ちなみに国指定の重要文化財)
中は急な階段や、武者隠しと呼ばれる小部屋など、月見なんてのんびり時間を
過ごすような造りではなかった。
←バッカス号から見た月見櫓 

       月見櫓から見たバッカス号方面(笑)→


岡山城は何代にわたって改修が行われており、その時代によって石垣の組み方が違ってる
そうだ。そのほかに盛ってある土の様子でも、いつ頃改修されたかがわかるそうで、地層を
みながらその説明がされていました。
これは大学のゼミのグループで、中に入ってメモをとりながら
聞いていたのは主に女子でした。
男子はというと上の柵から覗いてるだけ。
しっかり勉強してるのかなぁ。<余計な心配。

日本の将来が多少不安になりましたが(笑)、あまり時間がありませんでした。
後楽園はあきらめて出発です。

岡山市内を走っていたら、路面電車とすれ違い、あわててカメラを取り出して写す。
ついでにそれに気をとられて交差点を曲がりそこねて、かなり遠回りをした。

で、肝心の電車は頭の部分だけ・・・ 
おまけにストラップが邪魔してた。残念である。
岡山ICから山陽道に乗り、白鳥PAで一休みして神戸Jctから中国道に入る。
ここまでは順調でした。大阪に近づくにつれて車が多くなり、渋滞の心配が出てきました。
ラジオで交通情報を聞きながら走る。吹田Jct手前で太陽の塔が見えた。
またまたあわててカメラを取り出して写す。
今度は料金所に邪魔されて、残念。

万博記念公園には、いつか行ってみたいものである。

大阪・京都を何とかクリアして、菩提寺PAで一休み。
たしかここには信楽の大きなたぬきさんがいたはずだった。
おいらが見上げる位のものだったが、いつの間にか普通サイズのものに変わっていた。
あの大狸さんは壊れてしまったのかなぁ。

菩提寺PA
を出るとちょうど月が正面に見えた。
月を追いかけてのドライブである。
しかし、渋滞情報を聞いていると、この先、一宮ICのあたりが8kmの渋滞。
小牧ICで2kmの渋滞とのこと。
養老SAで一息つき、燃料補給をして渋滞に備え出発する。
今回は事故渋滞ではなく、自然渋滞でした。ゆっくりだけど進んでくれるのが、救いでした。
何とか抜けて岡崎ICを降りホテル着いてようやく落ち着いたのが20時頃でした。
それからコンビニまで買物しに月を眺めながらとことこ歩く。           岡崎で見た月→
ホテルに戻って、岡山で買った「鰆の出世寿司」と
とれたてホップ一番絞り(岩手・遠野産ホップ使用)」で夕食。
11時頃就寝。

本日572kmほど走行。
 

   八丁味噌篇に続く

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