出発する前の日、つまり2日の夜のことである。定時に仕事を終えたおいら、家で旅行の準備を始めるところでした。
カバンに着替えを・・・と携帯がなった。お客さんのところでトラブルである。そのまま出かけ、帰って来たのは11時近く。
結局、処理しきれずに早朝から仕事に行く事になってしまった。
で、5時起きして、急いで荷造りして、終わったらすぐ出かけられるようにして、家を出る。
おかげで、見せびらかそうと思っていた「岩T(手)シャツ」&「岩手ぬぐい」を積み忘れた。無念!
朝飯食べずに働いて、ようやく出発できたのが9時を廻った頃、さすがにお腹が空いて、
10時頃前沢SAで『牛すじ丼』を食べて、一路佐倉に急ぐ。予定では、朝早く出て、昼過ぎには着いてるはずだったので、大幅に出遅れである。
おまけに、満タンにしておいたバッカス号だったが、トラブル処理で走り回った分、燃料不足。
阿武隈SAでガソリン補給することに。いつもより6円高いガソリンを入れる事となる。
そして、天気予報では晴れだったのに、雨まで降ってきた。やはり運がついてないのである。
こんなときは焦れば焦るほど運に見放されるので、覚悟を決めてのんびりと走る。
桜前線は水戸の辺りまで来ていました。これならば、佐倉の桜は満開だろうと、思いながら
走っていると、牛久まで来た時、かんなさんから「どの辺ですか?花見終わっちゃいますよ。」
とメールが来る。やっぱり間に合いませんでした。
でも、せっかくだから1人でも花見をと、みんなと合流する前に佐倉城址公園
に行ってみる。
駐車場が『満車』の案内がありましたが、実は秘策がありました。
城址公園近くに、武家屋敷の駐車場があり、奥にはお寺の駐車場があるの
を覚えていたんです。そして裏の方から本丸に続く道も・・・
でも、そんな心配はいりませんでした。ちょうどお昼に花見した人達が帰って
行くところだったんでしょうね。すんなりと駐車場に停める事ができました。
(これが、この旅最大のラッキーかも・笑)
人混みの中をゆっくりとお花見。これでビールとツマミでもと思ったが、
さすがに運転を控えてるので我慢した。
一通りぐるりと見てまわったけど、どうやら「ウソ(鳥の名)」の被害にあった
ようで、花芽を食べられてしまった桜が
見受けられた。そこがちょっと残念であった。
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無事合流したのは17時頃だった。みなさん、かんな邸でまったりとしてるところだった。
19時からの練習に参加ということなんで、お菓子をツマミながらのんびりと過ごす。
練習場所はどこかの体育館だと思っていたら、近くの中学校だった。
おいらは飲み物なんかは自販機で仕入れるつもりだったので、目論見が外れる。
これが、練習で大きく響いた。コートにほとんど間をおかず入ることとなってしまったのだ。
それもここはうっちーさんが所属してるクラブ。
うっちーさんは千葉の一部で活躍してる人なのだ。
そこのクラブがレベルわけもせず、くじ引きで対戦相手を決めていく。
つまりそれだけのレベルの人が揃ってるわけですね。
当然、ラリーも長く続き、ほとんど試合モードでした。
前半にミミッピさんと2回対戦。筋肉痛だと言っていたので、これはチャンスだとばかり攻めるも
あえなく返り討ち。
さすがに全国シニアで活躍してる人は手強い。口では負けなかったが、バドでは完敗。
かんなさんと一回組んで、それからたわし君とも組んで、それからそこのクラブの方と組んで
対戦するも、すでにエネルギー切れ。
最後にかんな・熱血刑事組との対戦では、息もたえだえ・・・
何しろこの日、まともに食べたのは「牛すじ丼」、おまけに汗だくで脱水症状気味。
終わる寸前にミミッピさんに貰ったスポーツ飲料で何とか生き返りました。
飲む前に軽く汗を流して・・・ なんて思っていたおいらがバカでした。←反省 |
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かんな邸では、トマト鍋で宴会。お酒はおいらが持ってきた岩手の酒・ワイン。
けっこう好評なのだ。いろんな話で盛り上がり、なんだかんだと0時過ぎまで宴会が続き、
ここでは、炭酸が飲めないわだっちのために(前回スパークリングワインを持ってきたら
恨めしそうにしていた)普通のワインを持ってきたつもりだったが、リンゴのワインに微炭酸が
入っていて、ひんしゅくをかう。←喜んで貰うつもりが予定外。
最後はWillでボーリング大会。そして1時過ぎに就寝。
ここにはおいら専用の寝袋があるのだが、今回から布団で寝ることになった。(笑)
ここからが長かった。寝ながら「ガールズトーク」が始まったのである。
恋の事・バドの事・人間関係の事などなど・・・・ うとうとしながら聞いていて、3時半頃トイレに
行く。その後も続き、4時近くであろうか、さすがに「一眠りしなくちゃ」と終了。
おいらもそのまま眠りにつく。
起きたのは7時頃、まったりと朝食をとり、みんなと帰る方向が違うおいらは10時頃帰途についた。 |
帰りは急ぐわけでもないからと、先月観光し損ねたいわきの「石炭・化石館」に寄る事にした。
じつは途中にある「高鈴山(花の百名山)」に登山する計画も立てていたのだが、バテ気味&
寝不足だったのであきらめた。
と言う事で、常磐道をのんびり走っていわき湯本ICで降りる。
温泉街を通り抜け、石炭・化石館に着く。
←フタバスズキリュウ。玄関脇にある。
駐車場に車が停まっているものの、なんだか様子がおかしい。
入り口に歩いて行くと「閉館日」の文字。がっくりである。
すごすごと引返す。 |
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さて、ここからこの旅、最大の出来事が・・・
あとは帰るだけだからと、のんびりと常磐道から磐越道に入る。と、携帯が鳴った。
運転中だから、PAにでも入ったらかけ直そうと思っていたら、5分おきぐらいにかかってくる。
近くは差塩PAなんだが、まだかなり先。緊急事態かと思って、路側帯に停めて携帯に出る。
相手:「○○さんの携帯ですか?こちらは××(トラックが脇を通ったので聞こえなかった)の△△です。」
おいら:「はい」
相手:「ナンバーが◎◎△×の車はあなた所有ですよね?」
おいら:「(バッカス号なので)そうです。」
相手:「駐車スペースでないところに停めてありますので、すぐ移動お願いします」
おいら:「はい?」(事態を把握できず聞き返した。)
相手:「○○地内の転回スペースに違法駐車してると管理の方から通報がありまして・・・」
おいら:「・・・」(ここで相手が警察の方と気がついたが、事態が飲み込めないでいた。)
相手:「移動していただかないと不法占拠として、それなりの措置をとらせていただきますが。」
おいら:「え、でも今福島のいわきにいるんですよ。」(バッカス号に乗ってる意味でしたが)
相手:「それじゃ、レッカー移動するので、後日引き取りをお願いします。」
なんておいらとしては不可解な電話をしてたら、窓の外に警察官、後ろにはパトカー。
ますます状況がわからなくて慌てるおいら。もしや、指名手配でも?
急いで窓を開けて、思わず聞いた。「逮捕ですか?」
途端に携帯でも、外の警察官も「え?」
と、その場では状況確認が出来ないってことで、差塩PAまで移動して事情聴取である。
まず、携帯をかけ直して話を聞く。
おいらは昨日から一晩、駐車場の空きがなくて、道路脇に駐車した。道路上は駐車禁止なので、公園脇の広場に駐車。
そこが大型用の転回スペースで駐車禁止だったらしい。で、管理の人が不法駐車だと通報。
でも、道路上ではないから駐禁で警察は取り締まれないので、不法占拠として取り扱い、ナンバーから
実家(車庫証明が実家なんで)に連絡して、携帯番号を聞いて連絡してきたそうだ。
その間においらは車で移動して、福島まで来ていたわけです。
そして身分証明と車を高速隊の方に確認して貰い、もうすでに移動してあるということで、問題解決。
もちろん、平謝りである。
そして高速隊の方は、路肩に停まってるので、故障かどうか事情を聞こうとして、近づいたら携帯をかけていたので
緊急時以外は駐車禁止なので、携帯はPA・SAなどの駐車施設があるところでと、注意しに来たところだったそうだ。
これもまた平謝りで、おいらにとって緊急事態だったということで、口頭注意で勘弁して貰った。
もう、これ以上何かあっては大変ですから、制限時速をきっちり守り、休憩も
しっかり取りながら、安全運転で東北道を移動。盛岡には16時頃到着。
そうとう疲れていたのか、風呂を沸かしてるうちに寝てしまう。
沸騰してる音で目を覚まし、慌てて消す。火事にならなくてよかった。
ていうことで、風呂に入らず就寝。
今回は往復1000kmぐらいの予定通りいかない旅でした。 |