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 平泉・一関・東山探訪 (05.7.9)
岩手に転勤してきたTさんがいろんな所を知りたいというので、一緒に観光をする約束をしていました。
それで、今「義経」で話題の平泉を中心に予定をたて行くこととなりました。
天気予報ではくもりでしたが、小雨が降る天気だったのが残念なところです。

 ルート
     滝沢IC〜(東北道)〜平泉前沢IC〜中尊寺〜毛越寺〜達谷の窟屋〜厳美渓〜
     酒の民族文化博物館〜猊鼻渓〜一関IC〜(東北道)〜滝沢IC


出発は朝7時と早かったので、まずは腹ごしらえ。
あちこち歩くことになるからしっかり食べなくちゃいけません。
前沢SAで「前沢牛丼」を食べるが、普通の牛丼の肉との違いがおいらにはわからなかったが
美味しくいただきました。
最初の観光地は中尊寺です。
月見坂を息を切らしながら登り、お堂をあちこち見物して本堂にお参り。
Tさんさっそく御神籤引く。
中に縁起物が入っているのを見て、おいらも一緒に
引いてみると【小吉】で、縁起物は「錢亀」。
しっかりお財布にしまい込みました。
これで少しは金運が良くなればいいですな。
御神籤を読むと、後半下降気味の運気のようである。
これじゃ吉といえないのではと、くくりつけてきました。

讃衡蔵(さんこうぞう)を見学していると、旅行に来ているご夫婦がいて、
藤原氏の系図と源氏の系図をみながら「これがこうで」と旦那さんが奥さんに
説明している。おいらは聞き耳を立てて、こっそりと勉強。(笑)
それから金色堂をテープの説明を聞きながらじっくりと見学。
昔の覆堂、白山神社などぐるりと見学して月見坂の方に戻ると、観光客が増えてきていて、ガイドさんがあれこれ説明している
のが見受けられました。ところどころで説明をこっそり盗み聞きしながら月見坂を下る。
讃衡蔵で弁慶の墓が月見坂の下にあると書いてあったのを思い出し、そういえば入り口に何か立ってたなと行って見ました。
Tさんにこれが・・・と説明しようとしてたら、歩道橋の袂に「弁慶の墓」と看板がでてるのに気がついた。
間違えて教えなくてよかったです。(^^;; ひやあせ

いままで何回か中尊寺に来てるのに、目と鼻の先にある武蔵坊弁慶のお墓は
初めてでした。武蔵坊弁慶の墓にしてはずいぶん新しいから立て直された
のかと思っていながら、次の高舘義経堂に向かいました。
この日誌を書くので、改めて調べたらこの写真に写ってるのは
弁慶の墓ではなく石碑で、右横にちらっと写ってる階段の奥に
あるのがお墓だそうです。(*゜.゜)ゞポリポリ
そんなに遠くないことから歩いていくと傍らに『卯の花清水』があって、案内板を
読むと「霊水が・・・」と書いてある。
どれどれと一口飲んだが、さして美味しいという訳でもなく湧き水にしてはぬるい。あれれと思って目を上げると水が流れてきている上のほうに看板がでてて
現在は水が枯れていて水道水との事。
ありがたがって飲んで損した気分。
Tさんに「水道水だったんだ」と笑われながら歩いていくと
高舘義経堂の看板があって高館は「たかだち」と読むのだと知りました。
勉強になるもんですね。ここは初めて訪れましたが、高舘というだけに
高い場所にありました。

←写真の階段を上がったところに見えるのが義経堂です。

中には義経の像が奉られていました。
ガラスで覆ってあるので光が反射して写真ではよくわかりませんが、武者姿のりっぱな像でした。
義経堂からの景色も堪能して、つぎの目的地の毛越寺にと向かいます。



毛越寺の前では、東北に関しての観光記念切手を売っているテントが出ていて、
Tさんが興味深そうに覗き込んであれやこれや選んで買い始めました。
お土産にするんですか?と聞いてみたら、いろんな所に手紙を出すのにつかうの
だそうで、珍しい切手だと喜ばれるそうだ。
毛越寺は浄土庭園が有名ですが、あやめの時期も過ぎ、今ひとつ面白みに
欠けました。紅葉の時期などにくれば見ごたえがあったでしょうね。
記念撮影を頼まれたり、お茶の試飲をしながら新しく出来たお守りの話を聞いたり
曲水の宴のことなどを説明しながらぐるりと庭園を巡って、次の目的地
達谷窟
(たっこくのいわや)に出発です。
達谷窟(たっこくのいわや)に向かう道筋に『鬘石』と看板が出てて、これはなんだろう?と疑問を残しつつ到着。
ここは高校の時、原付で旅行した時に訪れた記憶があったが行ってみるとなんだか初めて来た気がする。
この日記を書きながら想い出して見たら、貧乏旅行でお金がなく中に入らず道路際から覗いて見ただけだった。
だからこれが初観光ですね。(笑)
中を巡って、岩に刻まれた磨崖佛を眺め、池の真ん中にある辨天堂(べんてんどう)に行くと案内板に“辨天様は金運商売の神で
「べんてん様には銭上げて拝め」と言われてる”とある。
最近、金運の無いおいらは奮発をして(いくらかは内緒)さっそく拝んでると横でTさんがその続きを読んでいて
「縁切の神様なんですね」とぼそっとひと言。
えっ?と続きを読むと「辨天様(七福神でいう弁財天)は女性の神なので、縁結びの願をかけると、嫉妬から逆に縁切になる」
と書かれていた。金持ちになっても女性に縁がないのは・・・とか、カップルで来てる人あの人たちは辨天様を拝むのかな?とか、
Tさんと話しながら順路に沿って歩く。
不動堂まで行ってそこにある縁記を読むとここに住んでいた悪路王・赤頭・高丸らの蝦夷が、さらってきた姫君を閉じ込めいて
そこから逃げ出してきた姫を待ち伏せしていたところを『姫待滝』、また逃げ出さないように見せしめに黒髪を切って、その髪を
かけた石を『鬘石』というと書かれていた。
不動尊はそのことを奉るために建てられたそうだ。来る途中の謎も解けてすっきりしたところで厳美渓に向かいます。

厳美渓
につくと雨も降りが強くなってきて、傘を持ってきてなかったTさんは
お土産屋さんで傘を買いました。駐車場が有料でしたが、その店で買い物を
すると無料になると言うことだったのでちょうどよかったです。
厳美渓では、川底に小石が穴に入って水流によってぐるぐる回り、岩を削って
出来る甌穴(おうけつ)があるのだが、雨が降り続いていて水量が多く
よく見えず残念。
Tさんに甌穴(おうけつ)を説明したのだが、実際にみないとどういうものだが
よくわからなかっただろうな。
名物のカッコウ団子が空を飛んでくるところが見れたところで、昼食をとるために
蔵元レストラン「世嬉の一」に急ぐ。なにしろ時刻は13時をとっくに過ぎていたし、
歩き回ってかなりお腹が空いていたからだ。
世嬉の一には酒の民俗文化博物館があって、そこも見学予定だったが、
まずはお腹を満足させるためにレストランに直行。
食事の前に出された水が、酒の仕込み水で
これが美味しかった。
二人が頼んだのは季節料理の「七夕」でそうめんとか
岩魚の味噌焼き、天ぷらなどが出てきたが、料理に
使われている水も仕込み水らしく、かなり美味しく
食事をしました。
お酒があるとよりいっそう美味しくいただけたかも。
今度誰かに運転手を頼んでまた来ようと話しながら食事を楽しんだ。

ここにはTさんが前に話していた「青いビール」があり、帰りに手に入れようと
思っていたのですが、売店に行ってみるとないので聞いてみると、受注生産で
売ってはいないとのこと。手に入れて帰るつもりだったのに残念!

ちょいと気落ちしながら同じ敷地にある酒の民俗文化博物館に行く。ここには酒の仕込みの道具などがあり、昔の帳場の様子など
も再現されていた。現在使われている仕込み樽も展示されていて、製造プレートを見たら、造船所で作られていた。かなり大きなものだったから、タンカーを作る技術がいかされてるんだね。
その後、Tさんは、木の仕込み樽の中に入って記念撮影
などをして楽しんだ。帰り際団体のお客さんが来て、係りの人が一生懸命説明していて、Tさんと聞く。
身振り手振りで説明してくれて、なかなか面白く拝聴できた。それにしても元気なおじいさんだ。







外に出ると雨が降り続いていて、この時、Tさんには言わなかったが、えさし藤原の里に変更しようか、実は迷ってました。
小雨だったので猊鼻渓にとりあえず向かうことにしました。
猊鼻渓についても雨脚が強くなることもなかったので、そのまま舟下りをすることにしたが、問題が発生。ちょっとの差で乗り遅れたのだ。
次は一時間後でどうするか迷ってると、臨時便が出るとの事。
帰りの時間を確認して乗る事にしました。
たまたま、船頭さんが舟下り唯一の女性、千葉さんで
ちょっと得した気分でした。
船が屋根付だったので景観を楽しむのにはちょいと不便
でしたが、ここは船頭さんの喋りが一つの楽しみ。
Tさんも事前に耳に入れておいた情報(次に行く人の為に秘密です)もあって楽しんでくれてるようでした。
船頭さんの話の中で、台風での洪水のことを話してましたが
おいらが前に来たのが、洪水の起こる前。それから比べると終点の様子が少し
変わっていました。水の力はすごいものですね。
帰りは魚に餌をあげたり、船頭さんの歌声に聞き入ったりとかなり充実した
ひと時を楽しみました。歌声(約3MB・2分少し)はすれ違う舟の人たちも聞き入るくらいでした。
おいらは十分満足して舟下りを終えました。
このあと時間があれば幽玄洞を見る予定でしたが、おいらに予定が入って為後はまっすぐ盛岡へ。約250kmを旅を終えました。

反省!!
今回ETCが付いたバッカス号は時間帯から高速料金が割引の半額になる予定でしたが、走行距離が規定の100kmを超え
101.2kmだったため半額にならず失敗。出かける時は事前に確認が必要ですね。



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